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危険!奴がいます「痛みへの署名」

 暴走して「俺ってすご~い」と思い込み、周囲の人々の迷惑を考えないバカ高校生に、「死んでみるか?」と言いながら拳銃を突きつけた警察官が懲戒免職にされたのが去年の話。この度晴れてその処分が解かれ、見事復帰された。とりあえずは本当に良かったと言いたい。最初この話を聞いたとき、なぜそんないい警察官が辞めさせられなくてはいけないのかと怒ってたけど、これで一安心だ。それでも懲戒免職の代わりに停職6ヶ月という処分を付けられたのが不満ではあるが(仕方ないのか?)。
 今回の警察官は、暴走して喜んでいる高校生をなんとかしたい。周囲の人々の応援に応えたい。その思いが暴走高校生へ拳銃を突きつけたということなのだろう。
 やりすぎだ。高校生の心も考えろ。そういう意見もあるだろう。だが本当にそうだろうか?
 我が物顔で走り回り、不安と恐怖で毎日が落ち着かない住民達の気持ちも考えず、自分はすごい奴だとでも言いたげな態度で過ごしていたこんなバカ野郎に同情の余地などどこにもない。
 方法が間違ってる? では正しい方法とはどういうものを言うのだ? 「そんな走り方をしてはいけません。周りの人に迷惑をかけてはいけません」と、敬語で話せとでも言うのか?
 まったくバカバカしい。そんなことでやめるぐらいなら、とぉ~っくの昔にやめてるって。そしてそのことをわかっているから拳銃を突きつけた。話を聞いてもらうために。みんなの気持ちを聞いてもらうために。
 この世の中、みんながお互いの生活を脅かさないように生活をしている。だってそれを破れば自分も生活を脅かされるのだから。あなた生活脅かされたくないでしょ?
 ところが他人に迷惑をかけるのが趣味という、イカレた野郎がいる。こんな野郎には丁寧に言い聞かせても無駄だ。方法はひとつ、同じ痛みを教えてやることだ。なぜ生物には痛みがあるのか。その自分の痛みを知ることによって、他人も同じ痛みがあることを知るためだ。だからその痛みを自分が受けないために他人にも同じ痛みを与えない。そう思うのが人間だ。
 しかしそうじゃなく、自分の痛みは自分の痛み。他人の痛みは他人の痛み。そしてその痛みを自分は受けることがない。だって自分はすごい奴だからさ。みんなびびって俺には痛みを与えない。笑っちまうぜ。と思い込んでる野郎には、言葉なんかじゃ通用しない。同じ痛みを与えてやらなければな。
 そう、だから拳銃を突きつけ、「死んでみるか」という必要があったのだ。同じ痛みを与えるためにも。バイクを暴走させるのは危険だ。バイクは走る凶器にもなるのだ。乗ってるイカレ野郎が事故で勝手に死ぬのはどうでもいい。しかし、そのために全く関係ない人・犬や猫といった動物が巻き添えを食うのだとしたら、これほどの悲劇はない。
 悲劇を防ぐために今回の方法をとった。それのどこが間違っているというのだ?
 いや、本当はみんなも同じことを考えているはずなんだ。だけど、それをやると問題になり、自分が損をするということを知っているんだ。人間というのは頭の中では「こんな腐れ野郎死んでしまえばいいんだ!」と思っているが、それを言うと自分がはみ出した存在になるということを知り、その痛みを味わいたくないためにみんなと同じく、はみ出さないように行動しようと心がけている。そう、それは別に悪いことじゃない。しかし、それならなぜはみ出してでも正しいことをしようとした人を外そうとするのだ? 自分達の輪から外し、差別しようとするのだ?
 なんでも、今回の件で懲戒免職にしたのは、当時警官の不祥事が相次ぎ、社会の厳しい目にあったためだと言っているが、なにもせんくせに図書券を賭けた麻雀やってたり、シャブ打ち警官を秘密にしようと策略した連中と一緒だと思った判断力が泣けてくる。これだからいつまでたっても警察への不信感は消えないんだ。わかんないのか!
 街のおまわりさんは我々の生活をまもってくれる。そう信じている住民の願いを聞き、たとえ自分がはみ出し、その痛みを受けるとしても住民達の願いを聞き入れたい。こんな素晴らしいおまわりさんをなくしてしまうところだったとは、考えただけでも恐ろしい。
 今回の懲戒免職の修正に貢献したのは住民達27000人もの署名だという。
 俺はこの話を聞いて目頭が熱くなった。この署名した人達はみんなわかっているのだ。自分達の痛みを代わりに受けてくれたおまわりさんの痛みを。
 そしてこのおまわりさんが、おまわりさんでなくなることが一番の痛みだった。
 その一番の痛みがなくなって、本当によかった。



それにしても今回の懲戒免職取り消しは本当によかった。こんな話が通ってしまえば、全国にいる真のやる気のある警察官に影響があると思って心配だったから。

2001 スリープデッド(NBEで連載していたときのコラムです)
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