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危険!奴がいます「明日の被害者」

 今このコラムを読んでくれている人の中には映画(じゃなくてもいいんだけど)に関するホームページを作って掲示板を設置したり、ご自分の写真を掲載したりしてる人もいるだろう。そんな自分の掲示板に突然自分を中傷する内容が書き込まれ、とあるアドレスが書き込まれている。なんなんだ一体という感じでそのアドレスをクリックすると、そこにはものすごい数の自分宛ての誹謗中傷が書き込まれているのであった。
 「こいつどう思う?」「わぁ、すっげえ変」「よくあんな写真掲載してるな」「いかれとるぜこいつ」(実際はもっと汚い言葉だが、それを書くわけにはいかないからね)などの言葉が並んでいる。
 知っている人は知っているだろうけど、ネットにはこういう他人の誹謗中傷をするためだけのページが存在している。以前はこういったページは闇に隠れて表には出てこない、知る人ぞ知る存在だった。だが今は表舞台に立ち、まるで普通のホームページのような感じで存在をしている。なぜ表に出て来たのか?
 その理由は、他人の誹謗中傷こそ一番面白いとみんなが認めたため、闇に隠れる必要がなくなった。
 そう、誹謗中傷を隠れてやらずどうどうと出来るなんて、現実世界ではまず考えられないないネットだけの特権だからさ。
 ええかっこして、お前はどうやねんと言われると返す言葉はない。なぜなら俺も、会社の○○って嫌だよねえとか、同僚と話すときがあるからだ。でもこれは、あくまで自分の周りにいる、つまり知っている人物だからこそ言える言葉であり、みんなだって同じようなこと言ってるよね?
 ところがネットでの誹謗中傷は違う。まったく見たことも聞いたこともない、自分の生活に100%関係ない赤の他人に対してなんである。普通考えると、自分になんの関係もない者に対して悪口言ってなんの意味があるのか考えてしまうが、残念ながら誹謗中傷を喜んでやる彼らには意味がある。それは、自分たちが気にくわない奴なのだから、なにをしてもかまわないという暗黙のルールがそうさせているのだ。
 だから自分たちが理解できない文章、理解できない写真、理解できないページ、そういった理解できない野郎にはなにをしてもかまわない。住所・氏名・年齢・電話番号・家族構成・どこでなにをしているかなどの詳細をみんなで調べ、ページにアップしてその者をみんなでつるし上げ、ネタにして誹謗中傷をこれでもかの勢いで叩き込んでもかまわない。なぜならそれが我々のルールなのだから。
 そういうことなんだろう。そしてそれを見ている者は、その叩かれている人物に対してこう思う。ああ、かわいそうに、変なページ作るからだと。
 普通に考えればどう考えても複数でまったく関係のない者に対しての誹謗中傷を行う(それも個人情報まであげて)のはおかしいと思うのだが、一人でやるのは異常だが、複数になると正常の心理が働いて、正しい行為にしてしまう。そしてそれを見ている周りの者も、ターゲットにされた者が慌てふためく姿が面白いから、ついつい笑って見てしまう。自分には関係のないところでの弱いものいじめほど、面白いものはないからな。
 しかしなあ、みんな根本的なこと忘れてないか? いつかは自分も同じ立場になるかもしれないということを。いいや大丈夫、俺・僕・私・我輩はそんなことにはならない。串も刺してるしやばいとこに個人情報は絶対に流さないからな。ハハハ。そう思っていることだろう。
 じゃあ聞くけどさ、被害者は今日自分は被害にあうって思いながら生活してるか? 突然の事故で被害を受けた人は被害にあうためにその場所に向かったのか?
 もし明日地球が木端微塵に砕け散るとして、今俺達は明日死ぬってみんな思っているか?
 そう、誰も被害にあうなんて思ってない。被害にあったときに初めて認識するだけだ。
 他人の誹謗中傷を笑ってみていればいいさ。だけどいつか自分もそうなり、今度は笑われる番になることを忘れてはいけない。今日は笑う番だが、明日には笑われる番になっていないとは誰も断言できない。
 明日にはあんたの名前が、そこにあがってるかもしれねえんだぜ!



他人を誹謗中傷するページが一番人気があると聞き、寒けがした。
ここまで日本人が弱いものいじめが好きだとは。

2001 スリープデッド(NBEで連載していたときのコラムです)
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