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お上が認めた合法殺人

 もう数ヶ月も前の話になってしまったが、例の薬害エイズの被告「安部英(84)」への判決。
 みなさん、どう思われましたか? 無罪と聞いて?
 裁判長は「当時、大多数の血友病専門医は非加熱製剤の投与をしており、元副学長だけに過失を認めることは出来ない」と言っておられます。
 これはつまり、「何人殺そうがお医者様がやったことに罪は問いません。問いませんたらありゃしないんです。みなさん、わかりましたか?」ということなんですね。
 どうですみなさん、わかりましたですか?
 俺はこの判決が出たとき我が目を、我が耳を、我が心を疑っちまったよ。
 数千人の被害者を出し、数百人の死者を出したこの出来事を、ただの事故でした。
 それで済ませていいのか?

 いいや、いいはずがない。
 なぜならこれは、

 立派な殺人だからだ。

 それも一人や二人ではない、大量虐殺なのだ。
 一人殺しただけでも罪になるのに、それ以上の人数なのだ。
 それを「お医者様がやったことだから、諦めなさい」なんていうことで、諦められるわけがない。

 安部英はなにも知らなかったのだから、殺人ではないとう。
 しかし他の(下っ端の)医者から「エイズの危険を言っても、聞いてもらえなかった」という証言もあったじゃないか。
 そう、安部英は自分がすべて正しいと思い、他人の意見など聞こうとしない。
 自分は常に正しく、偉いのだ。偉いったら偉いのだ。
 だから患者が死のうが生きようが知ったことじゃない。
 そういうことなのか?

 裁判官はこの証言を「確証がない」といって却下したという。
 なぜだ? なぜこれだけ大きい証言を却下するのか?
 俺には信じられないぜ。

 この薬害エイズに限ったことではなく、日本という国は医療ミスについていつも責任を問われない。
 患者が泣く結末ばっかりだ。
 死亡事件ばかりではない。
 子供の頃に間違った薬を投与されたため、30歳になった今でも自分で動けず、ずっと寝たきりになってしまった男性。
 知能の発達が妨げられた女性。
 医療ミスにより、重い障害を背負わせられた人々を大勢見てきた。
 その話を聞いたのがもう10年以上前のことだ。

 それから今になってもまだ被害者を出し続けている。
 まったくなにも改善されていないなんて、信じられないぜ。
 聞くところによるとカルテを平気で書き換え、さも私たちはミスなどしていないと振る舞う医者も多いらしい。
 医者というのは人の命を治すものだと聞いてたが、まずは自分の頭の中を治さなくてはいけないとはねえ。

 なにもこういう話は医療ミスだけではない。
 学校内におけるいじめによって起きる、いじめにあった生徒の自殺。
 まだまだ若い命が、いわれのない苦しみのために散ってしまう。
 この話を聞くたびに、俺はとっても暗い気分になってしまう。

 なぜだ。なぜ死ななくてはいけなかったのか。

 昔(10年くらい前か?)週間少年ジャンプの巻末の編集記者の言葉にこんなのがあった。

 いじめによる自殺だけど、これって合法的な殺人に使えないか?
 自分の殺したい人間をいじめ倒して、自殺に追い込めばいいんだからさ。

 いじめによる自殺における、いじめていた生徒に対する罰則がなにもないことを批判した言葉だが、まさか10年以上たった未だになにも進展しない状態を維持するとは・・・。

 どうもこの、子供がやったことは子供のやったことですから、としたい風潮がある。
 子供のしたたわいもないことなんだから、許しましょうと。
 これって大人が子供に抱く幻想なんじゃないのか?
 子供は天使だというけど、それは天使もいるけど、そうじゃない奴もいるということだ。
 仮に天使だとしても、悪いことをすればそれ相応の罰則が待ってるって、当たり前のことじゃないのか?

 人というのは悪いことをすれば罪になり、罰則を受けるから、それを恐れて悪いことをしない。
 しかしもし、もしその罰則がなかったら?

 数年前に沖縄の米兵による、少女強姦事件があったじゃないか。
 そのときに俺は、米兵に圧倒的に有利な契約が結ばれていたときいて、椅子から転げ落ちそうになった。
 だってそうじゃん、米兵がどんなことをしようとも日本の法廷に出ることはなく、米軍内で「なあなあ」で終わらせられるなんて、よくそういう契約ができたもんだと。

 そんな甘い契約結んでるんだから、そりゃ平気で他人を傷つけられるって。
 そんなこともわからないのか?

 罰則がない、なにをしても許される。
 そんなの悪いことしほうだいになるに決まってるだろ! わかんないのか!!

 罰則がないといって真っ先に浮かぶのは少年法だが、本当に改善されているのだろうか?
 相変わらず事件を起こしても全然顔は出ない。
 相変わらず全然甘い罰則。
 相変わらずまるではれ物にでも触るかのような扱い。

 全然改善されていないではないか。

 で、こういう話になると真っ先に出るのが、「罰則を重くしてもなにも解決しない」という言葉だ。
 なるほど、それは確かだ。いえているだろう。

 しかしその言葉に、以下のことをぶつけてみたいと思う。

 19歳のただやりたいだけで部屋に押し入り、抵抗されたからといって奥さんを殺し、近くで泣き叫ぶ幼女をうるさいといって殺した奴がいたじゃないか。
 こいつは無期懲役の判決を受けたが、被害者のだんなさんは死刑を望み、上告をした。
 そして泣きながら、「わたしにとって敵は、司法です」と。

 生きていても仕方のない奴が、司法によってまもられる。
 こんなバカバカしいことはないぜ。

 新聞で読んだのだが、被害者のだんなさんはこうも言った。

 「被害者にとって、犯人が少年だろうが少年じゃなかろうが、関係ないんです」

 そう、その通りだ。
 たとえその人が何百人、何万人を救った医者だろうが、みんなに人気のあるクラスメイトだろうが、日本を守ってくれる米兵だろうが、これから未来のある少年だろうが、まったく関係ないのだ。

 関係あるのは、自分の愛するものを奪った奴が大した罪にもならず、毎日笑って暮らすという、信じられない事実だけだ。

 そしてその事実を生み出すのが、司法・国・お偉い様方だという事実だけだ。



薬害エイズの判決を見るだけでもこの国のいい加減さがにじみ出てくる。こんな連中が他人の裁きをしてるんだから、呆れ返ってものも言えんぞ!

2001/06/27
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