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危険!奴がいます「即席犯罪者」

 差別はやめましょう。弱い者いじめはやめましょう。建前や真意はともかく、世の中はそういう風に出来ている。そして我々もそう思うように生活している(くどいようだが建前や真意はともかくね)。ところが、差別をしてもかまわない。というか、差別しなさいと皆に言われ、合法的ないじめをすることが可能な存在がある。それは、捕まり、裁判によって刑が確定された、紛れもない「犯罪者」という存在である。
 犯罪者にだけはなにをしてもいい。なにを言ってもいい。こういうコラムの場で犯罪者に対しては罵倒してもいいし、テレビ・映画・本という場でその犯罪者に対する中傷をしてもかまわない。なぜなら犯罪者だからだ。
 俺もコラムの中や人との会話で犯罪者のことを「あいつはなんてひどい大馬鹿野郎なんだ。あんな奴は人間ではない」と言って犯罪者に対する中傷はしてるので、これに対する否定はしないし、中傷されて当たり前だと思っている。
 さて、話変わってここは子供の世界。子供たちはテレビで人気のヒーローごっこをしようとしています。誰がどの役をやるか決めているようですね。ちょっと耳をすませてみましょう。あっ、会話が聞こえてきました。よし、俺がヒーローをやるから、お前悪の○○をやれよ。一人の強そうな子供が、一人の弱そうな子供にそう言っています。さぁ、ヒーローごっこが始まりました。あら? どういうことなんでしょう?
 ヒーローごっこのはずなのに、ヒーロー役の子が悪役の子を殴る蹴るの暴行を加えているようです。ごっこ遊び? いいや、これはどう見ても、いじめにしか見えません。
 そうこれは、ごっこ遊びの名を借りた、ただのいじめの実態なのである。
 子供のヒーローごっこに限らず、実際こういうことがあなたの周りでもあるのではないだろうか?
 強い者がヒーローを演じ、弱い者が悪を演じる。おかしな話だ。だってテレビのヒーローは弱い者をまもるからヒーローなのに、現実の世界は弱い者いじめをするものがヒーローを演じるんだからさ。

 犯罪者=悪者は差別してもいい。なぜなら悪なのだから。だけど現実問題、自分の周りに都合よく犯罪者なんかいない(いたとしても刑務所の中だ)。だけど中傷を楽しむためには犯罪者を生み出す必要があり、その犯罪者を誰にするか? そう、それこそ「弱い者」となるわけだ。
 誰もが悪者を演じたくはない。それは根っからの悪でさえも。だから弱い者、言い返せないものを悪者にする必要があるんだ。自分、自分達がヒーローを演じたいがために。
 学校で、会社で、集まる場所で、悪者を生み出すことによって、集団という組織は成り立っている。人は悪者がいて、その悪者を中傷するということでの団結力が高められる。そしてそれが、本当の悪(というと言い方がおかしいが、ようは俺がコラム上でも何度も言っている、他人の痛みがわからないクズ野郎のこと)ならまだいい。しかし実はそういう本当の悪は怖いから、悪として認識することはない(正確には心の中では思っているが、表には出さない)。だけど言い返すことの出来ない弱い者なら安心して悪者に出来る。

 第一回目のコラム「誤魔化しの弁護」にも書いたけど、そうやって「こいつは悪者だからなにをしてもかまわない」という認識を持ちたいわけだ。自分を正当化するために。

 このコラムの趣旨は、弱い者を見下すことによって、己が強いと思い込みたいクズな野郎を地獄の底に蹴落とすというものだけど、実はそういう悪者がいなくなると、このコラムの存在意義がなくなる。だって悪者がいてはじめて成り立つんだから。
 警察官は犯罪者がいるから警察官であり、犯罪者がいなくなると警察官でもなんでもなくなってしまう。
 そう、悪がいないと正義(という言い方はあまり好きではないが、あえてそう記す)が成り立たない。

 だけど俺のコラムにしても、警察官にしても、自分から率先して悪を生み出したりはしない(一部のバカ警察官はとりあえず無視してくれ)。まして弱い者を悪に仕立て上げるようなことなんかしない。だって悪は弱い者なのではないんだからさ(頭は弱いだろうけど)。

 ヒーローやプロレスごっこにおける悪役はいつも弱い者がさせられる。弱いということが犯罪とさせられてしまう。強い者がヒーローを演じたいがために。
 己がヒーローになりたいがために弱くて言い返せない相手に理由を付け、無理にでも犯罪者を生みだし、ああだこうだとヒーロー気取り。まったくバカバカしいぜ。
 そんな思考回路をいつまでも維持しているから、弱い者が犠牲になる社会の構図が変わらないんだ。わかんないのか!

 弱い者が犯罪者なのではない。犯罪者を生み出すことしか出来ない野郎のその思考こそが犯罪であり、悪じゃないのか? まさに悪い奴ほどよく眠るってことか。
 まともな思考が眠ってるんだもん。そりゃよく眠るよ(笑)。


2001 スリープデッド(NBEで連載していたときのコラムです)
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